4月活動報告

4月28日から30日にかけて、新歓合宿(通称:きずクエ)を行いました。

1日目

午前中は東松島市野蒜にある「東松島市震災復興伝承館」を訪れました。この施設では、震災の時に撮影された写真だけでなく、津波で破壊された駅の券売機、津波で被災した旧野蒜駅の駅舎が展示されています。震災当時にどのような状態であったのかをイメージさせるものとなりました。

午後は南三陸町において公園整備と、南三陸町を知るためのフィールドワークを行いました。公園整備は防草シートを敷くための準備作業。前日に雨が降ったこともあり、土の状態が悪く大変でした。フィールドワークは1年生を中心として、町役場から海水浴場を経由し、さんさん商店街を目指して歩きました。新たな町の中心部・海・商業の中心地を自分の足を使って歩くことで、今の南三陸町を知ってもらうことができたと思います。


2日目

午前中は今年の3月にオープンした「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を見学しました。この施設では、津波で被災した気仙沼向洋高校の旧校舎の内部を見ることができ、特に3階に流れ着いた車が衝撃的でした。

午後は学習支援をする人と公園整備をする人の2グループに分かれての活動。学習支援では、子どもたちの勉強のお手伝いと交流会を行いました。子どもたちはとても元気で、一緒に過ごした私たちも楽しく活動することができました。公園整備では1日目の続きの作業を行いました。3m × 7m の広さに防草シートを敷くのに9人がかりで4時間かかるというとても大変な作業でした。


3日目

午前中は鯉のぼりの飾り付けと、南三陸町内の観光。生憎の雨であり、思うように鯉のぼりを掛ける作業は進みませんでしたが、なんとか規模を縮小しながらも、作業を完了することができました。南三陸町内の観光では、民間の震災遺構である「高野会館」、以前の町の中心部にある「さんさん商店街」を見学し、1日目と同様に南三陸町に関する知識を広げることができました。

午後は南三陸町を離れ、女川町へと向かいました。同じ県内の被災地でも、町によって復興の仕方が異なっており、とても興味深かったです。


今回の活動を通して、参加した新入生には被災地の今を知ってもらうことができました。

今後の活動・ミーティングを通して、「どのように南三陸町をサポートしていくべきなのか」を話し合っていきたいと思います。



3年 椎名響

きずなInternational

明治大学公認ボランティアサークル

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